理恵子先生からのメッセージ

理恵子先生 comments(1) - prema-anc

人にも人生があり、ライフサイクルがあり節目節目で色々な体や気持ちの変化がありますが、人と暮らす動物たちにも実は、そうしたことは起こってきています。西洋医学的には、発熱したり、下痢や便秘をしたり、皮膚に症状が出たり、痛みを訴えたり・・・そうしたことで、その症状に気付き、症状に応じた対処が成されます。一方東洋医学では、こうした症状の裏にある、精神面の変化にも着目します。


私も最初は「コンパニオン・アニマルの更年期ってあまり聞いたことないよね・・・」と、彼らと話してみたときに感じた違和感について疲労が溜っているからだと解釈していました。ところがやはり、人間ほど顕著でなくても、彼らにもそうした気持ちが起こっていることに気付いていきました。

例えばわんこたちのことです。子育て経験のある中年期以降の女の子、子育ての経験は無いけれど偽妊娠を繰り返す子や、まったくそんなことに興味なさそうだったけど、最近生理の周期が不定期になってきた・・・そうした子の中に共通する感情や体の症状に気付いていきました。


男の子の場合でも、去勢していない子の多くに、ある一定の年齢になってくるとおしっこのいきおいがなくなってきた・・・、最近切れが悪い・・・という彼ら自身からの声だけでなく、保護者様が気付いていておっしゃることも多く聞かれています。
これらは「病気」とは言えないかもしれません。おそらく獣医師の先生によって「病気」とする場合と「病気ではない」とされる場合があると思います。ただ、そうした症状だけでなく、その背景にある心理状態に気付いてあげることは、もしかするともっと大切なのかもしれません。

また、高齢になってきて、「あげているのに何度も何度もごはんをねだってくる」「普段できている行動のはずなのに(次のアクションをどう取ればいいのか瞬時に判断できず)固まってしまった・・・」「最近、家族が帰ってきてもまるで知らない人のような行動を取ることがある」(わんこの場合、これまで吠えなかったのに吠えるようになった、迎えにいっていたのに行かなくなった など、にゃんこの場合、明らかに知らない人を見るような目でみているときがある、毛を逆立てている、逃げる、そばに寄らなくなったなどなんらかの以前と違う行動がよく見られるようになった、他にも今まで毛づくろいをよくしていたのにほとんどしなくなった・・・などもサインの1つです。

以上は、認知症としても見られる行動であって、放置しないほうがよい場合もあります。(もちろん認知症とは関係の無いストレス性の行動であることもあります。)ただし、認知症は一度なってしまうと今のところ、人間と同じく改善することはないので、あくまでメンタル面をサポートしながら、気持ちを追い込まないようにすることや、QOLを落とさないよう配慮してあげることが大切です。とはいえ、素人判断は禁物です。おかしいな・・・と思ったら、動物病院に相談してみましょう。

このように、彼らにもライフサイクルがあり、そうした中での体調や心理面の変化は起こっていることが多いのです。

体調は特に問題なさそうだけど、最近なんとなく以前と違うような気がする・・・ご家族の方がそう感じたときは、実は、パートナー・アニマルがなんらかのサインを送っているかもしれません。メンタル面のケアをしてあげることで、病気になってしまった場合はもちろん、病気は今はないけれど・・・という場合の東洋医学でいう「未病」の状態の子のお体のケアのサポートも人間と同じなんだ・・・この子たちのケアも「若いときと同じではないんだ」と気付かれるきっかけになるかもしれません。

ぜひ、健診のときにも、彼らの気持ちを聞いてあげる機会を作ってあげて下さい。もちろん、若い子の場合にも人間の反抗期や思春期に似た行動や心理状態もあったりする場合があります。
これらは「気」や「血」が関係しているので、別に異常なことではありませんが・・・以前お話しをした子の中にも、「(発情中)最近は、まったく食べることに興味が沸かないんだ・・・」というケースもありました。普通の動物病院では何度か検査しても異常なし・・・食べない理由が分からないままにご相談があったケースです。

「なんで、そんな行動を取るの?」

分からないときは、一度ご相談下さい。
ぜひ、お待ちしております。

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    • -さん
    • 2019/03/11 1:27 AM
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