3月9日と10日は臨時休診になります。

2017.03.02 Thursday

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    3月9日と10日は臨時休診になります。留守番電話、メールへのお返事は10日の15時以降にさせていただきます。

    腎臓病のネコちゃんへの皮下補液

    2017.03.02 Thursday

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      腎臓病のネコちゃんへの皮下補液の動画を集めてみました。参考にして下さい。

       

      準備編

       

      実践編

       

      ホモトキシコロジーの注射製剤の注入方法(スマートフォンやタブレット端末でうまく再生されない場合は、タイトルをクリックしてYouTubeアプリでご覧ください。(YouTubeアプリは事前にダウンロードして下さい。)

       

       

      震災とコンパニオン・アニマル

      2017.01.17 Tuesday

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        〜阪神淡路大震災と新潟中越地震で、被災動物と接した経験から〜

         

        1.災害が起こった時に犬・猫に起こる問題


        .僖縫奪になる


        異常行動を取る


        I袖い砲覆


        せ続的なストレス


        ズ匈音・避難時のケガ


        持病がある場合の悪化


        Ч塋不明になる(家が倒壊したり、街の様子が急変したことにより視界がついていかない、災害後の火事や降雪などで匂いの分別ができなくなる、パニックになり帰れなくなる 等)


        ┿瑤ぜ腓販イ譴討靴泙辰進浪コンパニオン・アニマルの野生化


        「家が倒壊して復旧に時間がかかる」「飼い主が死んでしまう」「飼い主がケガを負ったり病気になってしまい、動けなくなる」などにより、やむなくコンパニオン・アニマルを里子に出さなくてはいけなくなる。


        災害規模が大きいほど人間の救助が優先となるため、救援活動に遅れがみられる。

         

        被災動物の数は地震後日にちが経つほど多くなるため、受け入れ先がいずれも満杯の状態になってしまう。(やむなく、殺処分された子たちもたくさんいました。)

         

        〆綽醒枯大震災のときは、とにかくパニックになる犬・猫が多かったです。私が体験した、阪神淡路大震災のときの動物救援のボランティア活動は、地震規模が大きく、また街の様子もまるでゴジラがそこで戦いを繰り広げたような、映画の1シー
        ンをみているような中での救援活動でした。大きな地震、立て続けに起こる余震に怯えているコンパニオン・アニマルたちも、パニックになって鳴き続けたりしている子が多くいました。

         

        ,判妬するかもしれませんが、パニックになったり強いストレスを感じることによって、鳴き続ける、同じ方向にグルグルと回る、うなる、(猫の場合毛を逆立てて人を寄せ付けない)咬む などの異常行動がみられました。

         

        人と同じく、高齢の子や元々持病のある子は、地震前には元気だったのに病気になったりしていました。理由としては、下記い離好肇譽垢簇莽などが重なったためと考えられます。

         

        せ続的なストレスについては、繰り返される余震とやはり家ではない場所(避難所や救護所)での生活を余儀なくされているということからが大きかったと感じます。知らない人、知らない場所、いつもとは違う風景、こうした中で持続的ストレスから
        体調を崩すコンパニオン・アニマルも多くいました。

         

        ズ匈音に倒れた建物やモノの下敷きになったり、飛んできたガラスの破片や瓦礫で手足に傷を負う子もいました。また、避難時に残骸物を踏んだり、余震によって上からモノが落ちてきたり、人が一気に1つの場所に押し寄せたりしたために足を踏
        まれてケガをした子もいました。


        持病がある場合は、こうした事態になるとまず、発作などが頻繁になったり、今まで治まっていた症状が再発したりということが多くみられるということが災害救助ボランティアをして一番感じた点でした。

         

        Г泙此避難所自体は、コンパニオン・アニマルの同伴は原則的には不可であるため、避難所の運営責任者(ボランティア・リーダー)の裁量で、コンパニオン・アニマルを避難所の中にも入れていい避難所と、全くダメというところがありましたので、ただでさえ、パニックやストレスが多くなっているところに、家族と離れて過ごさなくてはならないコンパニオン・アニマルは、精神面でもかなり負担が大きかったであろうと感じました。

        また、中には(特に高齢者に同様のことをした人が多かったのですが)意図的にリードを放し、「逃げろ」と犬たちを逃がした人も少なくありませんでした。高齢者の人々は自分たちのことで精一杯になることが必須であると考え、将来を悲観し、「『命だけでも助かって欲しい』とリードを放してわざと逃がしました。」という方のお話も多数聞きました。その子たちを後になってから探す方も居れば、家が倒壊してしまい仮設住宅への入居を余儀なくされた方や、地震によって病気が悪化したり、ケガをされて動けなくなった方などは、「誰かにみつけてもらって、新しい家族と新しい生活を始めてほしい」そう願っている方もいました。しかしながら、動物救護センターに保護された子の全てが、新しい飼い主に引き取られたり、元の飼い主に戻されるわけではありませんでした。

        多くの犬猫たちは、行き場がなくやむを得ず殺処分されてしまったことは、本当に残念な事実です。

         

        Г琶欷遒気譴覆ったコンパニオン・アニマルは2週間ほど経つと野生化していっているという声が多く聞かれました。そうした子は捕獲の対象となり、やはりやむを得ず殺処分という道を辿ることが多かったようでした。

         

        里子に出されたコンパニオン・アニマルと里親希望の方のコーディネイターもさせて頂きました。子犬や若く元気な子や純血種の子という希望が多く、災害時であるのに、里親希望の方でも無条件に引き取ってくださるという方は少なく、条件や希望を言ってこられる方が多かったため、里親希望のつかなかった子のその後は県によって処分の道を取ったことを後から聞かされ、涙のにじむ思いでした。

         

        災害規模が大きくなるほど、やはり人命優先になるのはやむを得ないとしても、動物の救援活動については、全国からボランティアの希望がたくさんあるにも関わらず、県や自治体の対応が遅いという感じは否めませんでした。

         

        日にちが経つほど、実際保護する動物の数は増えていきます。それでも受け入れの対応ができる施設は限られているため、里親探しと並行しながらでも、傷ついたり、病気のある子、障害を持っている子などはもらい手がつかないという悪循環で、やはりこれも多くの殺処分に繋がってしまった要因であったのではないかと、振り返ることができる事実だと感じています。

         

         

        2.避難所で犬・猫に起こる健康面での問題

         

        先にお話しさせて頂いたとおり、避難所の中へのペットの連れ込みは原則的には厳禁となっているところが多いです。しかしながら、避難所単位のボランティア・リーダーの方の裁量で、避難所に(離れた場所であっても)一緒に居る子たちの中では、1のい任盻劼戮討りますように、慣れない場所や人に対する持続的なストレスから、食欲不振、下痢や便秘、嘔吐、膀胱炎などになる子がいました。

         

        また、仮設されていた何箇所かのコンパニオン・アニマルの一時救護所(そこから、県の管理センターなどに搬送される)では、場所が限られていることもあり、ネコや小型犬は全てゲージに入れられて、積み上げられている状況でした。中型以上の犬は外にリードで繋がれ、そこを順番にボランティアが、投薬をしたり、食事の世話をしたり、散歩に行ったりしていたのですが、やはり外は寒いので、保温に気を使っていても、下痢や膀胱炎になる子も少なくなかったです。

         

        ネコは全く知らない人に世話をされること自体、かなりのストレスになっている部分が全体として感じた印象でした。イヌも状況が飲み込めず、ずっと鳴き続けている子もいました。(その子は鳴き声の問題から、避難所に一緒に居ることができなかったそうです。)

         

        以上のように、イヌもネコも事態が把握できず、そこでの滞在が長期になることで現実を受け入れていく子と、ストレスが大きくなる子に、性格的に分かれていたような印象がありました。いずれにしても、精神面のケアのが肉体面のケアと同時進行される必要性と重要性を痛感しました。

         

            
        新潟中越地震の時、小千谷市総合体育館駐車場でコンパニオン・アニマルの救援活動を行いました。

         


        被害を受けた関越自動車道

         

        小千谷市総合体育館

         

         

         


        被災したワンちゃん

         

        被災したワンちゃん

         

        コンパニオン・アニマルの相談窓口

         

        地元の獣医師会の有志の方々と協力

         


        <新潟中越地震>どうする被災地ペット 動物救済本部を設置(毎日新聞) 

        新潟県中越地震で小千谷市の目崎幸代さん(43)は、飼い犬と過ごすため車中泊を再開した翌朝、エコノミークラス症候群とみられる症状により命を落としていた。背景には、避難所内に犬や猫などを持ち込めない事情がある。ペットをどう扱うのか、余震や環境の変化で体調を崩すペットも出ている。こうした問題に対応しようと、県と動物愛護団体が動物救済本部を設置し、ペットを守る取り組みを始めた。

        ■ペット連れ不可で
        小千谷市元町の新聞店員、柳沢智海さん(45)と妹典子さん(41)は、市総合体育館の玄関先で、雑種犬「マコ」の世話をしている。鳴き声などがトラブルの元になるため、ペットを避難所に入れられないからだ。
        兄妹は、体育館に避難した26日から24時間態勢で交代しながらマコの面倒をみる。マコを毛布にくるみ、自分も毛布をかぶり寒さをしのぐ。睡眠時間は1日3〜5時間。智海さんは「マコは人間で言えば80歳を超える。体調を崩しやすいので他に預けられない」と話す。

        ■ペットもストレス
        小千谷市総合体育館駐車場では、NPO(非営利組織)・犬文化創造ネットワーク(東京都)が窓口を設け、獣医らが相談に乗っている。3日間で約60人が訪れた。ストレスに関する相談が多く、「普段通りに遊んであげて」と助言している。近く犬50匹分の一時預かり所を同駐車場に設ける予定だ。大木政春理事長(42)は「ペットの快適な環境を整えることが、人間の安心につながる」と説明する。

        ■動物救済本部
        救済本部は(1)義援金やボランティア募集(2)ペットフードなど救援物資の調達と被災地でのエサやり(3)迷い犬や猫の一時保護、里親探し――などを実施する予定だ。
        県は地震後、飼い主からの要請に応じて、県内の動物管理センターでペットの一時預かりを受け付けている。全村避難をしている山古志村については、県が取り残されたペットの有無を調べている。環境省も近く新潟県に職員を派遣し、県担当者、動物愛護団体の関係者とともに、今後の対応策について話し合う。
        救済本部の連絡先は日本動物愛護協会(電話03・3409・1868)。義援金の振込口座は三井住友銀行麻布支店普通0964065。
        神戸市獣医師会の市田成勝獣医師(56)の話 被災者にとって、犬の散歩や世話をする間だけでも、震災以前の生活に戻ることができるので、ペットと触れ合うことで癒やし効果はある。ただ、動物が身近にいることを嫌がる人もいるため、ペットが好きな人とそうでない人の避難所を分ける工夫が必要だ。

         

         

        なぜ問題行動を起こす子が増えているの?

        2017.01.14 Saturday

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          人間の子供も、コンパニオン・アニマルも自分の意思を人間の大人のように、うまく言語を使って伝達することができません。私自身がそうでしたが、一番理解してもらいたい人に、自分の意思が伝わっていないと感じたときの気持ちの落胆は表現し難いものです。

          子供たちも、コンパニオン・アニマルも極端な言い方をすれば、大人たちの管理下に置かれています。つまり、言い換えれば自分たちの思うとおりに生活をしたり、行動を起こすことができないのです。多くの大人たちは、自分が子供のときどんなにもどかしい思いをしたかを、忘れてしまいます。その結果、自分がされて、イヤだったことを子供やコンパニオン・アニマルに対しても、繰り返し(無意識ではあるものの)行ってしまう場合も少なくありません。大人たちは自分たちが疲れていて、彼らの疲れにまでなかなか、心を広げるゆとりがもてないというのが今の社会の現実であろうと思います。

          その結果、ヒーリングや癒し、リラクゼーションということを求める大人は増えましたが、肝心の子供たちやペットたち、大人の管理下に置かれている存在は棚上げされたままになっています。

          もちろん、ご家族が疲れたままでは、決して彼らは幸せで健康ではいられません。私たちがカウンセリングしてきた患者さんご家族の中には、それとは逆にご自身のことは二の次、三の次でペットや子供さんにかかりっきりの方もいらっしゃいます。本当に頭の下がる思いで私たちはお気持ちを受け止めさせて頂いています。しかしながら、彼らにとってそれは本当の幸せではないのです。大好きな人が、自分のために疲れ切ってしまうことを、彼らは決して望んではいません。むしろまず、お母さんが、お父さんが、お兄さんが、お姉さんが、幸せになってもらいたいのだ・・・とコンパニオン・アニマルや人間の子供たちの多くは思っています。もちろん、わがままを言って、ご家族を困らせることもあるでしょう。しかしながら、それは愛情を確かめているだけであって、本気でご家族を翻弄させようとか、疲れさせようとしているわけではありません。むしろ、共に幸せでありたい、共に健康に生きていきたいと願っているのです。


          コンパニオン・アニマルや子供たちの中にも、アニマルコミュニケーションを通じて、彼らの気持ちを聞くと「ボク(私)のことはいいから、お母さんが幸せになって」と願う子もいます。でも、私たちはそれもある意味違うのでは?と感じるのです。お互いに、幸せや健康を願うこということは本来、循環し拡大していかなければ、本当の愛とは呼べないのではないだろうか?と感じるのです。私たちのクリニックの名前にもなっている「プレマ」とは、サンスクリット(凡)語で「愛」を意味しますが、いわゆる恋人同士などの「愛」とは違います。本当の愛は、双方間だけに留まるものでなく、周りに波及し、拡大していくものだと、私たちは捉えています。

          そのためにはまず、自分を大切にし、相手のことも同時に思いやる心を持つことでしょう。そのどちらかがかけても、本当の幸せはありません。なぜなら、他虐的な人(なんでも、つい人のせいにしてしまったり、他人に対して批判的・攻撃的な人)は同時に、その言動が自分自身をも傷つけていることに気付いていません。そして、自虐的な人(何でも、自分のせいだ、自分が悪いと思い込んでしまう人)は同時に、他人を無意識に傷つけていることに気付いていないからです。なぜなら、魂の結びつきというものは、元々大元では「自分」「他人」といった区別がありません。思いは鏡の反射のようにはね返りますし、キヤッチ・ボールをするかのように、無意識に投げ掛けた言葉・思い・行動は、他人に投げ掛ければ自分に、自分に投げ掛ければ他人へと波及してしまいます。

          問題行動が発生するのは、先天的な脳や神経に問題がある以外は、もちろん日常の何らかの問題の蓄積もあるかと存じますが、それが根深いものほど、多くは授乳期から幼少期にかけて、身体の発達と同時に、心の発達がめまぐるしい時期に、何かしらのトラウマを受けるようなことがあったか、何らかの理由で社会性が充分養われなかったのいずれかのケースが多いということを、私たちはカウンセリングを通じて経験して参りました。

          私は(問題行動=心の葛藤)だと考えています。脳や神経に異常がある場合を除き、こうした葛藤になっている部分が何であるのかをまず、本人や周囲が気付く必要があります。むしろ、彼らは「助けて欲しい」とサインを送っているのです。それが、表に出た結果、問題行動となっているわけですから、私はこうした行動が表に出る間は、まだ救いはあると思っています。

          自分の感情を抑えてしまい、前足ばかり舐めていたイヌが、ご家族とのカウンセリングを繰り返しものすごく甘えを上手に出せるようになったり、カウンセリングを続けるうち、自分の子イヌたちにまで反旗を翻し、威嚇をしていた父親が受容的態度を取るようになったりといったことを、私たちは見てきました。

          もちろん、食事との関連性もあります。コンパニオン・アニマルでも食糞をする子は、何らかのストレスを抱えているケースが多いですし、人間の場合でも動物の場合でも、異常に食欲があり、あきらかに肥満してしまっている子の場合、何かしらの敵に怯え、自分を保護するために身体を大きくしていることが、精神的医学上あったりするのです。私のカウンセリングしてきた中でも、先住のネコが、新しいネコが来た途端に太り始めたというケースにも遭遇しました。彼は、新しく来た子に自分のテリトリーを侵されること、家族の愛情の矛先がそちらに向いてしまうのではないことに対して、恐怖を覚えていたのです。

          また、人間でも加工食品を多食している子に「キレる」子が多いと言われることがあります。まずそれは、いわゆるカロリー(エネルギー値)が満たされていても、基本的に身体や脳が作動していくにあたって、「栄養不良」になっているからとも言えます。栄養学的にみれば、そうしたものをやめ、バランスの取れた食生活をしましょうということになりますが、問題になってくるのはむしろ「なぜ、加工食品やスナック菓子に手が伸びるのか」ということの方なのです。もちろん、習慣性になっていることも多いですが、やはり「食」は「心の問題」と密接に関わっていることは否定できない事実だといえるでしょう。こうしたことには、全て精神医学的、形而上学的、心理学的なベースが存在しています。それを放置したまま、いくら栄養指導を行っても、一時的には回復を見せるでしょうが、根本的な問題は解決していませんので、何かのきっかけがあれば再発することが考えられます。また、過食と拒食を繰り返すなどの場合は、自分の中にある二面性や複数の問題と答えが存在し、それについて悩んでいる場合によく見受けられます。

          当クリニックでは、こうした問題を心身両面から、ご家族と共に考えていきたいと思います。

           

          心と体のバランスの重要性

          2017.01.12 Thursday

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            東洋医学では、「身体(肉体)」と「心(精神)」を別物とは考えず、相互に作用しているものとして捉えています。つまり、「病は気から」のことわざ通り、体調が悪くなる原因は、肉体のみにあるのではないということを表しているのです。現代社会は、物質的には恵まれた(もちろん、世界中の中では物質的に不足しているところも数多くありますが)世界に私たちは生きています。ところが、反面、精神的な問題で、毎日疲労し、ストレスがたまっていった状態で、生活をしています。人と暮らす動物たちもまた同じで、人間社会が複雑になればなるほど、彼らの純粋な心も疲労しやすくなっているのです。

            「気」とか「波動」とかという言葉を、耳にされた方もいらっしゃるかと存じます。そうしたものは、目には見えません。しかしながら、「あの人とはなんとなく気が合わない」「彼とは波長があって、一緒に居て楽しい」などと、私たちは日常、目に見えないはずのこうした「気」や「波動」といったものを、無意識に感じ取っているのです。こうした能力は、動物たちの方が敏感です。

            一家の中で、例えば妻が毎日、毎日グチや口やかましいことを一日中言っている家庭ではどうなるでしょう?おそらくそうした家庭では、安らぎが感じられず、夫や子供の帰宅も遅くなりがちだと思います。彼らは、グチを聞くこと、小言を聞くことよりもむしろ、無意識に妻の出している、マイナスの波動を家中に感じて、自身の体調が悪くなるのを感じるのです。その防御策として、帰宅が遅くなったり、場合によっては極端なケースですが、夫が浮気をしたり、子供が飛行に走ったりということに発展してしまうこともあったりするようです。もちろん反対に、夫が家庭内暴力(DV)で妻に暴力をふるったり、(言葉で罵倒する言葉の暴力も含む)子供が何らかの問題を抱えているケースでもそれは同じです。私たちがカウンセリングを行ってきたケースでも、家庭不和がある中で暮らしているコンパニオン・アニマルは、まず慢性疾患や難治性疾患(治りにくい病気)を持っていることが少なくありません。そういうものがない場合でも、精神的には自分の感情を押さえ込んだり、やたらと物音や、人の表情や声の違いに敏感だったりすることがあります。l彼らは、人間のように言葉で内容をこと細かに理解しているのではありません。人が発している「気」を感じとってしまうのです。つまり、まずそうした問題を解決しなければ、いくら病院に通って一時的に症状が改善されても、心が身体に及ぼす根本的な問題を解決することは、非常に難しいということなのです。

            今まで、実家で一戸建てに住んでいたコンパニオン・アニマルが、例えば娘さんが結婚したので、一緒にマンションに越してきた途端、具合が悪くなったなどということもよく聞きます。基本的に、集合住宅は色々な人間が共に暮らす空間です。プラス思考の人もいれば、やはりマイナスの気をたくさん無意識に発している人たちもいます。そうした目にみえない「気」を、彼らは受信してしまい、おかしな行動を取ったり、具合が悪くなったりということは、よくあることで、珍しいことでも、不思議なことでもありません。そして、そうしたことは、決して一般の動物病院を受診しても、診断がつくものでもありません。しかしながら、「一体、誰のせいでうちの○○ちゃんの具合が悪くなったの?」と犯人探しをしてみても、始まらないでしょうし、あなたがそうしたマイナス思考をしてしまっては、余計にコンパニオン・アニマルの具合も悪くなってしまいます。大切なのは、一緒に暮らしているご家族が、そうしたマイナスの気を跳ね返してしまうほどの、強いプラスの気を保って生活していれば良いのだということなのです。

            加えて、ご家庭内が平和であれば、いくらでも外部からの影響に対しては、解決方法はあります。しかし、ご家族が不在がちで、例えば集合住宅などで、どこからともなくたくさんの人間の気がたまりやすく、集合電波の影響なども受けやすい、つまり日中そうしたマイナスの気にさらされやすい子の場合は、それこそ、たまに自然の空気に触れ、たまったマイナスの気や、室内に帯電しやすい、電磁波などを放電しなければ、肉体も連鎖的に悪くなってしまうケースもよくあります。これは、ペットに限ったことではなく、人間の子供さんや、大人でもいわゆる「気」を受けやすい方だと、同様の症状が出ることはあります。

            また、東洋医学では「感情」と「臓器」や「器官」との関係も、密接であると考えます。例えば、怒りっぽい人(表面に出す、出さないは別として)は肝臓に問題が出やすい、不安に陥りがちな人は腎臓系統が弱いなど、密接に肉体と心は関わっています。(加えて、東洋医学では肝臓は目とつながっているので、肝臓が弱い人は目にも問題が出やすく、腎臓が弱い人は耳に問題が出やすいなどの関連性も分析できます。)もちろん、これらのことは単に、感情だけでなく、体質なども考慮して判断していかなくてはなりません。

            人間関係でストレスを生じると、臓器のパイプ役である腸や体内の中心にある胃にストレスがかかりやすくなりますし、悩みごとがあるときも、(結局問題が消化されないということで)消化器に問題が出ることも多いのです。基本的に、「脳」と「心臓(ハート)」も密接な関わりを持っています。「ハートで感じたこと」を「脳で整理分析する」ということを、私たちは日常繰り返しています。しかしながら、このバランスが崩れたとき、例えばあまりにも頭でばかり物事を追求した結果、脳血管疾患や脳障害に陥ることもないとは言えませんし、反対に頭での分析・整理をせず、感情に任せてばかりいると、心疾患に陥るケースもなくはありません。感情を溜め込んでしまった結果、それが「石」や「腫瘍」となって、体内に溜まったり、増殖してしまったというケースもあります。遺伝的な要因や環境要因、その他突発要因以外の精神的な問題で、カウンセリングをしていく中、私たちあまりにも「なるほど」と思わざるを得ないケースを数多く診てきました。

            もちろん、性格、持って生まれた個性、体質なども、密接にこうした心の問題と関係していきます。
            東洋医学や自然療法では、「風邪」だから「風邪薬」、喉が痛いなら「喉の薬」といった処方の仕方はしません。その本人を見て、その人や動物が健康体であれば、どのような性格・個性を持ち、どの臓器に問題が出やすいかなどを診断してから、個々にあったお薬を処方していきます。風邪を引いても、「私は喉が弱くて、咳になりやすい。」「いや、僕は鼻が弱くて、いつもこの季節ティッシュがはなせないんだ。」「私は、いつも風邪では下痢になるわ」などと、人によって症状の出方が違うのも、みんなそれぞれの体質が違うからなのです。

            当クリニックでは、心と身体のバランスを重視されることをご提案しています。まず、各々の体質や個性を知って、ご自分やご家族、コンパニオン・アニマルの心身のバランスをよい方向へと導いていってあげましょう。

             

             

            人もコンパニオン・アニマルも母乳不足は深刻

            2017.01.11 Wednesday

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              コンパニオン・アニマルで遺伝的な問題に継いで、私たちが深刻に思うのは離乳の時期の早さです。基本的に、イヌでは、4週から8週、ネコでは4週から6週が離乳時期と言われることが多いですが、その最低ラインさえ守られていることが少ない状態になってきています。最低ラインだというのは、実際には母乳を与えることは、身体の基礎や免疫力を作るだけの目的ではないと思うからです。イヌの場合、超小型犬と超大型犬とでは、20倍以上の体重差があります。しかしながら、離乳期に関してはさほど開きがないというのも疑問に感じる部分です。そうしたことはさておき、なぜ、その最低ラインさえも守られなくなってきているかは、日本での生体販売の多くが、いわゆるショップでの陳列販売であるからだと言えるでしょう。「お客さんがみて、かわいいうちに売ってしまおう」という考え方がそこにあります。実際、身体の大きい子であれば、8週もすれば陳列ケースでは窮屈な状態になっています。そのような状態では、売れないということなのです。

               

              顧客のニーズに応えるべく販売していることが実情である限り、選んで購入する側がもっと知識と彼らの立場にたった考え方を持つべきではないかと感じます。実際、離乳期を終えていないうちに販売されている子は、免疫力の低い子が圧倒的に多く、一般的にワクチン接種をする前に、既に繁殖場から病気を持ってきてしまい、店で発症してしまうといったケースも少なくはありません。

              人間の子供の場合も、やはり母乳に代わりうるほどの栄養はありません。ミルクももちろん、成分的には考えられていますが、やはりその子のベストとして考えられたものではありません。母乳は人間の場合約10カ月かけて、その子にとっての一番の栄養と免疫力の向上が得られるように、お母さんの身体が時間をかけて調整したものです。それに代わるものがあるでしょうか?もちろん、お母さんの身体がつらい、体調が優れず母乳がでないなどのときもあります。そうしたときは、ミルクで補いながら、精神的な交流を図る努力をしていくことで、カバーできていく部分は大きいと思います。

              私は自分の息子も母乳だけで育ててきました。しかし、最初から順調だったわけではありませんでした。

              妊娠当時の私は、「母乳は、赤ちゃんができたら誰でも簡単に出せるもの」とそう思い込んで、疑わなかったのです。ところが、そうではありませんでした。私は胸が大きい方でした。でも、それは同時に母乳を与えるお母さんとしては、与えにくいおっぱいでもあったのです。おっぱいは、血液から作られています。それは、おっぱいののっかっている基底部という部分に集まり、そこから乳管を通じて、乳首や乳輪にあるおっぱいの出る出口へと到達するわけです。乳管はおっぱいが小さい人ほど、短くなり、大きい人ほど長くなります。つまり、管が長ければ到達するのに時間も量も必要になりますし、同時に水道管などと同じで、つまりやすくもなるわけです。

               

              また、妊娠中の変化によって、身体の中に結石を抱えていた私は授乳するたびに、激痛を伴っていました。それでも、半ば意地になっていたのかもしれません。私自身、母親が会社員として定年まで働いていたため、赤ん坊のときも母乳を与えられた期間は2〜3カ月だったそうです。もちろん、それだけが原因ではないと思いますが、私は小さい頃から病院と縁が切れない子でした。そんな経緯もあって、「自分の子供ができたら、できる限り母乳で育てよう。」と、結婚したときから決めていました。普通なら、大の男の人でも七転八倒するくらいの痛みと言われている痛みでしたが、「もし、病院に行ったりすれば、即入院になるかもしれない。そうしたら、赤ん坊のこの子はきっと途方に暮れてしまうだろう。」そう思って、約2年間を耐えました。


              実際、産後半年くらいから、一時期嘘のように痛みはなくなりました。それでも自然卒乳を待っていたため、気付くと子供も1歳11カ月を迎えていました。そして、ようやく離乳をしてくれた次の月、私は発作を起こして入院することになってしまいました。その息子も4歳になりましたが、次の子がもしできたとして、正直あのときのように、頑張れるかどうか自信はありません。しかしながら、流行の病気になっても、お友達と比較して、軽症で済んでいる我が子をみる度、あのときの忍耐は無駄ではなかったとそう思えるのです。

               

              私たちが診察してきたコンパニオン・アニマルたちの多くも、母乳不足や不足感を訴える子が多いです。基本的に彼らの場合、離乳そのものが、実の母親との別れでもあるわけです。免疫力や自己治癒力の低下よりも、実はそうした精神的な部分の方が深刻であったりします。私たちも、免疫力や自己治癒力をあげるためのサプリメントを処方したり、できるだけ体質に合わせた食事などをアドバイスすることはできますが、やはり毎日のケアはご家庭に共に暮らすご家族の努力にかかっていると申し上げても過言ではないと存じます。幼い頃に経験した肉親との別れを含めた精神的な部分を、新しく家族となったみなさんが、いかに補ってあげることができるのか、今一度考えてみて頂ければと存じます。

              遺伝的な問題

              2017.01.11 Wednesday

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                犬にとって、一番深刻な問題がこの遺伝的な問題です。猫でも純血種であれば、もちろん問題となる部分です。しかしながら、猫はまだ犬ほど人為的に加えた、個体差のバラエティが少ないためここでは、純血犬を中心にお話していきたいと思います。純血種の犬が急増した戦後から、純血種特有の病気は、獣医師を悩ませる一番の種になっていきました。ところが、多くの一般の愛犬家の方たちは、この事実に今も気付いていないままです。

                毎年、CMやドラマや映画、アニメや漫画などで話題になったワンちゃんが、取りだたされては消えていきます。そして、人気の出た犬種は、ペットショップでも常に品切れ状態になってしまっています。相手は、生き物です。かけがえのない命なのです。決して、大量生産できるものではありません。しかし、ニーズだけは火がつけば、留まるところを知れず、みんなが手を伸ばして「あの犬が欲しい」と声を大にしていくのです。それに答えるため、ブリーダーやペットショップは最初は値を上げます。それでも、欲しい人は減りません。そうなれば、無理な交配をせざるを得なくなります。

                きちんとした、血統の子という名目であっても、3代以上遡っては正直よく分からないというのも実情のようです。そんな中、遺伝的にひょっとしたら、出現するかもしれない病気が水面下にあっても、ニーズに合わせた販売を行わなくてはならないという図式が成り立ってしまうのです。

                もちろん、純血種の場合、それだけでなく犬種特有の病気が雑種(MIX)のそれよりも、可能性が高くなります。ゴールデンやラブラドールなどのレトリバーに多い股関節形成不全、ダックスやビーグルに多い椎間板ヘルニア、シーズーや柴犬に多いアレルギー性皮膚炎など、挙げればキリがないほどです。特に、骨格系の病気は、手術をしても完治に至らないケースもあり、大型犬であって、ある程度年齢が経ってから発症するケースなどでは、歩行困難や立つことさえできなくなったという場合などは、悲劇を生むケースも私たちはいくつもみてきました。

                また、日本ではショップなどでの「陳列販売」が主流です。ヨーロッパではこのようなことは、まず考えられない光景なのです。なぜなら、ペットを商品として陳列していること自体、ヨーロッパ人からみれば信じ難い光景と写るからです。そのため日本では、「商品として売れるうちに・・・つまり、子犬としてかわいい時期に売ってしまおう」ということもまかり通っています。ですから、本来まだ離乳すべきでない時期に、母親から離されて、兄弟たちとの社会経験も踏まずに、いきなりショップのケースに入れられているということも少なくないのです。ヨーロッパでは、生後2カ月未満の子犬は(ブリーダー直販であっても)販売してはいけないという法律がある国もあります。日本でも、せめてこうした明確なガイドラインが早く設けられるように、願ってやみません。

                CMで一躍人気となったチワワも、超小型犬という本当に人間が愛玩犬として、作り出した種なのです。あの細い骨格にも負担がかかりやすいですし、水頭症も多い犬種です。それでも、確かにもう目が離せないほどかわいい犬だと、私たちはつい手を伸ばしたくなるでしょう。

                遺伝的な疾患については、たとえ西洋医学の最先端技術を駆使しても、東洋医学や自然療法で時間をかけて治療をしても、元の状態以上のものにすることが難しいといった事実を伝えなくてはならないとき、私たちはある意味、人為的に作られた種類であることが多い「ペット(コンパニオン・アニマル)」の意味を改めて深く考えてしまうことがあります。

                もちろん、一緒に暮らすと決めた以上、彼らに対して家族が責任を持つことは当然のことです。ただ、彼らと暮らす前にまず、彼らのことをよく知った上で同居を決めて欲しいということはいつも思います。やはり、自由に走り回れる空間がないところで、活発に動き回ることが好きな犬種と暮らすのは、ストレスに繋がることは避けられません。純血種を選んだ以上、特有の病気があることも、そうした病気に万一なってしまった場合の対処法も、ぜひ真剣に考えて頂きたいと思います。

                もし、あなたが子供を生む立場になったとき、「私は絶対女の子で、色白で美人で、聡明な感じの子が欲しい」と希望し、その通りの子を産むことができるでしょうか?実際、ペットは「この○○種がかわいいから」と事前に決めて、探すのがほとんどでしょう。ペットとの出会いは、そういった意味でも人間側にイニシアチブがあるのは歴然です。であれば、彼らの個性を尊重してあげられる気持ちと環境はどうか、人間であるご家族の側でできる限り、整えてあげて頂けたらと願ってやみません。


                ご家族の愛がいつもいつも、動物たちを愛で満たし、動物たちの愛がいつもいつも、ご家族を愛で満たし、その愛の循環がどうかいつまでも続きますように・・・。

                理恵子先生からのメッセージ

                2017.01.10 Tuesday

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                  人にも人生があり、ライフサイクルがあり節目節目で色々な体や気持ちの変化がありますが、人と暮らす動物たちにも実は、そうしたことは起こってきています。西洋医学的には、発熱したり、下痢や便秘をしたり、皮膚に症状が出たり、痛みを訴えたり・・・そうしたことで、その症状に気付き、症状に応じた対処が成されます。一方東洋医学では、こうした症状の裏にある、精神面の変化にも着目します。


                  私も最初は「コンパニオン・アニマルの更年期ってあまり聞いたことないよね・・・」と、彼らと話してみたときに感じた違和感について疲労が溜っているからだと解釈していました。ところがやはり、人間ほど顕著でなくても、彼らにもそうした気持ちが起こっていることに気付いていきました。

                  例えばわんこたちのことです。子育て経験のある中年期以降の女の子、子育ての経験は無いけれど偽妊娠を繰り返す子や、まったくそんなことに興味なさそうだったけど、最近生理の周期が不定期になってきた・・・そうした子の中に共通する感情や体の症状に気付いていきました。


                  男の子の場合でも、去勢していない子の多くに、ある一定の年齢になってくるとおしっこのいきおいがなくなってきた・・・、最近切れが悪い・・・という彼ら自身からの声だけでなく、保護者様が気付いていておっしゃることも多く聞かれています。
                  これらは「病気」とは言えないかもしれません。おそらく獣医師の先生によって「病気」とする場合と「病気ではない」とされる場合があると思います。ただ、そうした症状だけでなく、その背景にある心理状態に気付いてあげることは、もしかするともっと大切なのかもしれません。

                  また、高齢になってきて、「あげているのに何度も何度もごはんをねだってくる」「普段できている行動のはずなのに(次のアクションをどう取ればいいのか瞬時に判断できず)固まってしまった・・・」「最近、家族が帰ってきてもまるで知らない人のような行動を取ることがある」(わんこの場合、これまで吠えなかったのに吠えるようになった、迎えにいっていたのに行かなくなった など、にゃんこの場合、明らかに知らない人を見るような目でみているときがある、毛を逆立てている、逃げる、そばに寄らなくなったなどなんらかの以前と違う行動がよく見られるようになった、他にも今まで毛づくろいをよくしていたのにほとんどしなくなった・・・などもサインの1つです。

                  以上は、認知症としても見られる行動であって、放置しないほうがよい場合もあります。(もちろん認知症とは関係の無いストレス性の行動であることもあります。)ただし、認知症は一度なってしまうと今のところ、人間と同じく改善することはないので、あくまでメンタル面をサポートしながら、気持ちを追い込まないようにすることや、QOLを落とさないよう配慮してあげることが大切です。とはいえ、素人判断は禁物です。おかしいな・・・と思ったら、動物病院に相談してみましょう。

                  このように、彼らにもライフサイクルがあり、そうした中での体調や心理面の変化は起こっていることが多いのです。

                  体調は特に問題なさそうだけど、最近なんとなく以前と違うような気がする・・・ご家族の方がそう感じたときは、実は、パートナー・アニマルがなんらかのサインを送っているかもしれません。メンタル面のケアをしてあげることで、病気になってしまった場合はもちろん、病気は今はないけれど・・・という場合の東洋医学でいう「未病」の状態の子のお体のケアのサポートも人間と同じなんだ・・・この子たちのケアも「若いときと同じではないんだ」と気付かれるきっかけになるかもしれません。

                  ぜひ、健診のときにも、彼らの気持ちを聞いてあげる機会を作ってあげて下さい。もちろん、若い子の場合にも人間の反抗期や思春期に似た行動や心理状態もあったりする場合があります。
                  これらは「気」や「血」が関係しているので、別に異常なことではありませんが・・・以前お話しをした子の中にも、「(発情中)最近は、まったく食べることに興味が沸かないんだ・・・」というケースもありました。普通の動物病院では何度か検査しても異常なし・・・食べない理由が分からないままにご相談があったケースです。

                  「なんで、そんな行動を取るの?」

                  分からないときは、一度ご相談下さい。
                  ぜひ、お待ちしております。

                  食の重要性

                  2017.01.09 Monday

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                    「我々自身は、食べたものによって作られている。」これは、アメリカに古くからある諺です。日本でもここ十数年の間に、戦後の食生活の激変の結果が現れてきています。昔、これほどアレルギー性疾患が取り立たされたことはありませんでした。生活習慣病、血液性疾患、慢性疾患などもここ20〜30年ほどで急増したのです。

                     

                    ここに、みなさんにあまり知られていない事実があります。第二次世界戦後、敗戦国となった日本は、アメリカと不平等条約を交わしました。一方、勝利国となったアメリカでは、世界大戦のために農家や酪農家の人たちがアメリカ人の胃袋に入れるための、パンを作る原料としての小麦、メイン・ディッシュとしての肉、そして牛乳をたくさん作り、結果的に生産過剰状態に陥っていました。今まで「作れ、作れ」とあおってきたものを、今更アメリカ政府も、「生産規模を縮小しろ」とは言えなくなりました。そればかりか、戦争でストップした経済を活性化させるため、輸出に拍車をかけていったのです。
                     

                    一番のターゲット国は日本でした。そして、アメリカ政府は「学校給食」に目をつけたのです。「日本人が小さいのは、肉を食べないからだ。牛乳を飲まないからだ。」そう言って、日本政府に学校給食としてパンと牛乳と肉を売り込んだのです。もちろん、当初は牛乳そのものではありません。敗戦国の日本に、そんな肉や牛乳を輸入するだけの力も、保存するための設備を整えるお金も残っていなかったからです。そこで、最初に導入されたのがスキムミルク、いわゆる脱脂粉乳です。

                    元々、日本人は牛乳や乳製品にある「乳糖」というものを、分解する酵素を遺伝的に持つ人が少ないのです。つまり、穀食人種である我々アジア人は、基本的に西洋人とは腸の長さも、持っている消化酵素の種類も違うわけなのです。そんなわけなので、導入当時何が起こったか。それは、トイレに駆け込む子供たちが激増したという現象でした。

                     

                    その「肉食文化」を日本に定着させたアメリカも、現在は「長寿国の日本へ習え」とばかり、日本食が研究され、一般の生活にも急激なスピードで入り込んできています。6年ほど前、私たちがハワイに行ったとき、驚いたことにハンバーガーショップには日本人ばかりがひしめいており、和食の店には欧米人ばかりで、私たちが行ったときには和食の店にいた日本人は私たちだけでした。

                     

                    ここで、一言お断りしなくてはなりませんが、私は特に反米感情を持っているわけではありませんし、アメリカの「いいと思うものはたとえ先駆的なものであっても、取り入れていくべきだ」という考え方にも、すごく共感を持っています。実際、そうした考え方に柔軟性があるからこそ、アメリカはホリスティック・ケアの最先端の国でもあります。ただし、残念ながら日本との関係において(特に経済面)は、やはり未だに「勝利国」と「敗戦国」といった隔たりは埋められていないと感じます。その一例として、上記のようなことが挙げられるのです。

                     

                    日本の辿ってきた道に話を戻すと、戦後の高度成長期に伴い、経済が活性化されていくと、どんどんアメリカやヨーロッパから、食品や工業製品が輸入されるようになりました。その結果、私たちは今日、日本にいながらにして、世界中の食べ物が食べられるようになりましたが、そのために失ったものもたくさんあります。そのひとつが、「旬」というものです。本来、日本の気候風土では絶対に食べられないものや、本来、晩秋から冬にかけてが旬のはずの、りんごやみかんが真夏に存在したり、真夏にあるはずのバナナも寒い冬でも、スーパーや果物屋さんに並んでいることになってしまったのです。それが、身体にどういった影響を与えるか、多くの人たちが気付いていません。

                     

                    中国には「身土不二」という言葉があります。この言葉の意味は「土(住んでいる環境)と身(人間の身体)は別々のものではありませんよ。」ということなのです。寒い土地では、そのままの気候でバナナの木は育たないし、南国の地でそのままでは日本のようなみかんの木は育ちませんということです。つまり、植物も、動物も、自分の身体の中をよく熟知していて、それに合わせた土地に住み、生活をしているということなのです。中国医学では身体を温める食べものを「陽性」、身体を冷ます作用のあるものを「陰性」と呼んだりしますが、例えばみなさんは、冬に水炊きを食べられたことがあると思います。水炊きの主役は鶏肉であることも多いのですが、その鶏肉は身体を温める作用があるのをご存知でしょうか?そうした身体を温める作用のあるものは、出身地が寒い地域であることも少なくありません。実際、食される鶏は、中国やアメリカの寒い地域が出身であることが多いようです。豚は肉の中では「陰性」(身体を冷やす作用がある)なのですが、そうした豚は日本でも九州などの温暖な地方に多く分布しています。(食べ物全体で言えば、肉類は陽性に分類されますし、果物は陰性に分類されます。野菜は大きく分けて、根菜類(根っこを食べるもの)は陽性、葉っぱものは陰性に分類されることが多いですが、個々の分類はきちんとあります。)これらを無視して、好きなものを食べていると、風邪を引きやすくなったり、どうも体調が優れないという状態になりやすくなってしまうのです。

                     

                    コンパニオン・アニマルたちも同様で、動物病院では、一様に「ペットフードをあげて下さい。」と言われます。なぜかと尋ねると「人間と同じ食事ではいけないし、栄養のバランスが崩れるでしょう?」と言われます。もちろん、人間と全く同じ食事では彼らは病気になってしまいます。しかし、ペットフードが一番というのも本当なのだろうか?私自身、首をかしげることも仕事上たくさんありました。まず、アメリカのように、日本では人間と同じくらい、厳しいペットフードに関する基準や、それを審査する機関がありません。つまり、ほとんどがメーカーサイドの裁量と良心に任されている状態です。

                     

                    原材料に本当に安全なものが使用されているか、添加物の安全性や量、そうしたものを考えると、一ヶ月のペットの食事代金が、2000円、3000円で済んでいることへの疑問も湧いてきます。一度普通におうちのワンちゃん、猫ちゃんへの食事をご自身が、参考に作ってみられるとよく分かります。本当に人間が食用できるレベルで、(オーガニックなどでなくても)数百円のコストは一日分であってもかかるはずです。それに容器代、広告費、人件費などの諸経費が上乗せになっているはずです。いくら大量生産しても、とうてい2000円程度で販売するのには、無理がかかるでしょう。

                     

                    もちろん、私はペットフードの全てを否定しているわけではありません。手作りと比べると、保存も効きますし、手軽に与えることができます。今は数少ないながらも、良心的なペットフードを開発し、販売する業者さんも出てきていますので、上手に利用されることは、お奨めしたいと思います。しかしながら、あくまでペットフードは「加工食品」であるということは、忘れないで置いて頂ければと存じます。

                     

                    私たちは、毎日カロリーメイトだけを食べて一生を過ごすでしょうか?子供にベビーフードだけを毎日与え、成長期になってもレトルト食品だけを与えて過ごしていくでしょうか?実は、私たちの健康も病気のメカニズムもそのひとつは、食べ物に大きな鍵があります。正確には、私たちの身体に持っているDNAレベルでの、消化酵素と密接な関わりがあるのです。

                     

                    私たちは、生まれたときから体内にDNAレベルで、「保持酵素」というものを持って生まれてきます。これは、人間だけでなく動物も同じです。例えば、肉食動物であれば、肉を消化分解しやすいような、保持酵素を持って生まれてきているのです。食べ物を毎日食し、消化・吸収・循環・排泄を繰り返して、体内保持酵素は年数と共に、減少していきます。そして、体内の酵素が0になったとき、私たちは死を迎えます。つまり、「体内保持酵素の減少」=「老化」でもあるわけなのです。他がどれだけ元気でも、食べ物の消化・吸収・循環・排泄ができなければ、生きていくことができないからです。この体内保持酵素は、生まれた瞬間から減少していくだけで、決して増えることはありません。では少しでも長生きし、老化を先送りするにはどうすれば良いのでしょうか?

                     

                    ひとつは、「体内保持酵素の消費を緩やかにする」ことです。それには、自分の消化吸収のメカニズムを知って、それに見合った食材を使った料理を食べたり、食べる回数を決めたり、量を考えて食べていくことが必要になります。

                     

                    東洋医学では、「一日30品目」などという考え方はありません。なぜなら、「1日30品目」というのは、とりあえずそれだけ食べておけば、どれかは自分の体質にあった食べ物であろうから、消化・吸収がうまくいく「当たり」もあるだろう。という考え方だからであるのと同時に、食品添加物や環境汚染の影響で、食品汚染やビタミン・ミネラルの不足などを偏ることなく、分散することで、なるべくマイナスの影響を避けられるからということであろうと思います。

                     

                    例えばインド医学では、例えば水気の多い体質の人は、油分や水分を控えるように食事のアドバイスをしますし、火気の多い体質の人には辛いものや刺激物は、胃腸を痛める原因になるため、控えるようにアドバイスします。現代栄養学のように、決して「DHAの入っている魚は脳にいいから食べなさい」とか、「カルシウム補給は牛乳が一番よ」などとは言いません。それは、あくまで「一般論」であって、その人の身の丈にあったアドバイスではないからです。もちろん、私もレシピを作るときは、現代栄養学を参考にします。分量やエネルギー値を考える上では、必要であるからです。しかしながら、
                    体質的に、例えば炭水化物系の食事が重い子に、ごはん中心のレシピは作りませんし、乳糖不耐性の子に、乳製品のレシピは用いません。たとえ、それが一般的に言われている「犬の栄養必要量」を下回っていたとしても、私は「その他大勢」の平均値よりも、「その子自身の体質」を重視します。

                     

                    しかしながら、食事を作ること自体がストレスになったり、仕事が忙しくて手が回らない、コスト的に難しいなどでどうしても手作りの継続ができない方もいらっしゃいます。それは人間のお母さんであっても、お料理に興味がない、自信がないという方にとって、毎日の料理は精神的負担にさえなることもあることと同じだと思いますので、そうした方はできる範囲で構わないと思います。一から自分の手で作り、それを食べてみてくれたときの反応ですが、私の経験上、食の習慣性が成長期にできあがってしまう、猫ちゃんは別として、ワンちゃんに関してはたいてい「喜んで食べてくれました。」「手作りにして体調が良いようなので、続けてみたいです。」「自分の食生活も見直すきっかけになりました。」という反応が大部分です。猫ちゃんに関しては、生後一年間に食べたものが、「食べ物」としての認識でインプットされてしまうことが多いため、キャットフードしか与えたことがないという方であれば、なかなか切り替えが難しいという方もいらっしゃいますが、少しでもお肉やお魚をあげた経験のあられる方は「切り替えて良かったです」という方が圧倒的に多いです。

                     

                    そうした反応が感じられるのは、生きた食材を使って、その子のために考えた食事を与えているからでしょう。そして、衛生面や安全性に配慮できるなら、できれば消化酵素(体内保持酵素)節約のために、できるだけ生で食材を与えることをお奨めしたいと思います。なぜなら、食べ物自身に含まれている酵素によって、食べた本人が持っている体内の保持酵素が節約できるからなのです。酵素は通常71度を超える死んでしまいます。つまり、ほとんどの加熱食品には酵素が入っていないということなのです。(ただし、寄生虫の問題があるため豚肉は除く。)ペットに生食を実践されている、ご家族の方にお伺いすると、「便通がよくなった」「ダイエットができた」「血液検査の値が改善された」などの報告もよく聞きます。アメリカでも「バーフ・ダイエット」として有名な食生活改善の実践方法です。もちろん、人間も同じ原理が適用できます。今まで加熱していたものを、生で食べることに切り替えていくわけです。(「煮魚や焼き魚」を刺身で食べるなど)

                     

                    安全面・衛生面から「生食」はちょっと・・・と思われる方で、なおかつ加工食品(ペットの場合はペットフード、人間の場合はレトルトや缶詰やそのまま食べられるものなどの加工食品)を食べることが多い方は、サプリメントや栄養補助食品で「消化酵素」を日常的に摂られることをお奨めします。
                    サプリメントに抵抗がある方であれば、1日1杯のジューサーやミキサーを使った生ジュースが効果的です。私自身の体験では、朝食を生ジュースだけに切り替えて(その代わり、500CCを飲む)その他は何も変えずに、2週間で4kg痩せた経験があります。必ず絞りたてを30分以内に飲んで下さい。
                    時間を置いた物は、消化酵素のはたらきが充分ではありませんので、気をつけて下さい。

                     

                    実は、私の実家で暮らしていた初代犬は、私が小学校3年生のときに舌に腫瘍ができて亡くなったのですが、その当時ではかなりの長寿であっただろう、17歳でした。私の生まれる前から居た子ですから、当然ペットフードなどもらってはいませんでした。いわゆる「おじや」を魚を丸ごと入れて、私の祖母が毎日炊いてやっていたのです。それに加え、毎朝伯母が生ジュースを飲ませていたのです。もちろん、最後にガンになってしまったのですから、褒められたものではありませんが、それには環境要因も家族の間のストレスもあっただろうと思っています。食事に関して言えば、それまで病気らしい病気もなしにきていた子なので、体質にあった食事であったのだろうと思います。

                     

                    今日、人間と、人と暮らす動物と、人のそばで人の影響を多く受ける動物たちにのみ、色々な異変が起きてきています。アトピーのカラスやタヌキ、奇形のハトや山ザルなどもその典型的な例です。

                     

                    「我々自身は、食べたものによって作られている」という意味を、当クリニックでは今一度、みなさんと一緒に考えて生きたいと思います。

                    癒しフェア 2016 in TOKYO 講演(前半)健一先生の話

                    2017.01.08 Sunday

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                      2016年7月31日(日)に癒しフェアで講演を行いました。

                       

                      健一先生:不老長寿(元気で長生き)を目指して